大手中古車販売企業で働いた話

最近昔の話を書いていなかったので今私は転職活動中なので自己分析も兼ねて昔の営業職での出来事を書いていきます。

 

なんか過去のブログ見てみたら最後風俗の話で終わってた。

意味ワカンネ笑

 

 

 

<以下本文>

車の中古車販売の営業をはじめて約3ヶ月が過ぎた頃には僕はもう先輩たちと同じくらいの商談数をこなしていた。

 

それでもノルマとしてはまだまだ低い水準で与えられていたのでこの頃はまだまだ気楽にやっていた。

 

店長いわく

「お前にこの店のノルマを期待するようになったら俺もいよいよおしまいだよ。」

とのこと。

まあ要はまだまだノルマなんて気にせず色々学べってことだと思う。

店長はどうもひねくれているので言い回しが独特だ。

 

僕が所属している店舗には店長含め計8人の営業マンがいて、店長を除くと内3人が先輩で上から4年目、3年目、2年目の先輩だ。後の4人は僕含め全員新卒だ。

 

店舗の1か月の粗利目標は約1300万円で、そのうち4年目の鈴木さんが500万3年目の藤原さんが500万2年めの吉崎さんが100万、新卒4人で200万円っていうのが個人の大体のノルマだ。

 

中でも鈴木さんと藤原さんのトップ争いは熾烈で毎月勝ったり負けたりしてを繰り返していた。

吉崎さんはどうも営業が苦手ならしく補助に回ることが多かったのでよく店長の仕事の手伝いをしていた。

 

この頃僕たち新卒4人はまだまだ勉強真っ最中なのでルーティンとして毎日の店舗の清掃とオープン準備とクローズ作業は必ずしなければならなかった。

 

その空き時間で店長から急な商談が入ったりすると新卒のうちの誰かが店長に呼ばれていざ商談へ、って感じの毎日だったのだが大体最初に呼ばれるのは僕なのでちょっと誇らしかったりした。

だけど他の店舗でも新卒がちょくちょく成果を上げ始める時期だったので自分的にも少し焦り始めていた。

僕は誰よりも早く成果を出して早く出世したかったからだ。

 

そんな折に僕的に結構心を折られる事件があった。

 

あるとき店舗に新卒4人と店長しかいないとき来店のお客様がきたのだ。

いつも通りお客さんを店舗に案内し席に通す。

 

来店のお客様の場合、商談の流れは大体こんな感じ↓

1、お客さんを席まで案内する

2、今回の来店の目的を聞く(車の買取なのか販売なのかそれとも両方なのか)

3、車の査定をする

4、商談をする

簡単に言うとこんな感じなのだが、いつもの通りこの流れ通り対応しようと思い僕はまず車の査定を行うことにした。

査定の時間は車にもよるが(高級車や会社の場合は見るところが多かったり調べる部分が多いので時間がかかる)大体15分くらいで終わる。

査定が終わり店長に報告に行くと店長は僕の査定結果を受け取っただけでそれ以降何も指示はしなかった。

 

あれ。

おかしいな。

いつもなら店長から商談についての要点や進め方を指示されて僕がお客さんのもとに行くよう言われるのだが。

 

周りを見渡してみると同期の4人のうち1人の姿が見えなかった。

同期の女の子だ。

この子はいわゆるゆとり教育が生んだモンスターみたいな女の子で配属初日から店長や先輩にタメ口で話すわ、仕事中にメイクは直し始めるわでなんだか変な奴だなーと思っていた。

だけどそのタメ口も出身が博多で博多弁で持ち前の愛嬌でなんとか許されている感じだった。

そして外見も可愛く、おっぱいもでかかった(←ここ重要)。

同期のうち唯一まだ契約を1件もとっていなかったので同期同士で話すとき「本当悔しい!」と声高に言ったりしていた。

僕は高みの見物みたいな顔をしていたのだが。

 

気になって商談スペースを覗いてみるとその子がお客さんと楽しそうに話していた。

 

何・・・だと・・・!!?

 

この俺を差し置いてあんなおっぱいだけの有象無象に商談を任せるなんて店長は頭がおかしくなってしまったのだろうか。

いてもたってもいられなかったのでこの店舗で唯一の男の同期の清水にどういうことか聞いてみた。

 

「あいつ俺らが査定やら案内やらやってるうちに勝手に商談入っちゃったんだよ。」

 

と、清水はバツの悪そうな顔で僕に言った。

 

なんて常識破りなやつ。

そしてムカつくやつ。

 

いつもろくに仕事もしないくせに何をいいところだけ持っていくんだ。

本当に腹が立った。

 

気持ちの収集がつかなかったので店長に直談判しに行った。

 

「店長、どうして俺や清水ではなくあいつに商談させてるんですか?」

 

「何だようるせーな。いいじゃんなんか楽しそうにやってるし。」

 

店長が素っ気ない感じで僕に言った。

楽しそうって、、、。

何それ。

 

どうやら店長はこのまま江川(同期の女の子)に商談を任せるつもりらしい。

 

なんかこれじゃー今まで必死にやってきた俺がバカみたい。

 

僕が店長の前で何も言えずにいると店長が

 

「いつまで突っ立ってんだよ。そんな暇があるなら他にやることあるだろ。やることがないんなら江川の商談みとけ。」

 

そう言われ、泣く泣くその場を立ち去ろうとすると

 

「多分あいつ契約取るぞ。」

 

と店長はいつものように言い放った。

 

まさか。

 

あんなゆとりの権化に何ができる。

じゃー見てやろうじゃねーか。

 

内心ビクビクしながら僕は清水を誘って一緒に江川の商談を影から見ることにした。

 

江川の商談はいちいち声がでかかったのでわざわざ近くに行かなくても声が丸聞こえだった。

女子らしい「わかりますー↑↑」とか「まじですかー↑↑」とかいちいち語尾を半音上げる話し方をしていた。

わざとらしい博多弁でいちいち自分のことを「ウチ」というのがさらに腹立たせる。

 

商談相手は40歳くらいの男性だったのだが男性はそんな言葉づかいの江川を怒るわけでもなく一緒に楽しそうに話していた。

認めたくはないが僕には作れない雰囲気だった。

僕は初対面の相手にあんな話し方で接することはできない。

 

20分、30分と江川の商談を見ていたが一度も車の話なんてしていないし研修の時に教わったお客さんにパソコンを使った説明もしていない。

ただの世間話だ。

 

ゲスな例えだがキャバ嬢とお客さんみたいな感じだった。

 

男性客は江川に仕事の愚痴やら家族の愚痴やらこの前旅行にいった話など様々なことを話していた。

楽しい話の時は一緒に喜び、暗い話の時は一緒に悲しんだりなんだか江川の表情はくるくると変わっていった。

 

1時間くらいそのまま話していてお客さんが驚きの一言をいった。

 

「お姉さんが可愛いからもうお姉さんから車買うよ。なんかいい車無いの?」

 

耳を疑った。

 

江川は喜びを隠しもせずに

 

「ありがとうございますぅ。私の最初のお客さんなんで一生懸命頑張ります!今店長に行ってくるんでちょっと待っててください!」

 

と言って颯爽と僕と清水の前を通り過ぎ店長の元へと向かった。

通り際に僕たちに向かって「ニヤっ」っと笑ったのに末恐ろしさを感じた。

悪い女や。

 

すかさず江川が店長をお客さんのもとへと連れて行き店長が名刺交換を済ませた後、店長がお客さんに詳しい情報をスムーズにヒヤリングし、オススメの車を案内し30分ほどで車は決まった。

 

店長の横で江川はニコニコ笑ったりキャピキャピ相槌を打っているだけだった。

 

そのままスムーズに商談は進み計2時間ほどで商談は終わった。

 

お客さんは帰り際に

「車が届いたら◯◯ちゃん(江川の下の名前)隣に乗せてドライブしよーよー。」

みたいな感じでなんかもうデレデレだった。

「ええ〜。彼氏に聞いてみますね。」

と江川。

彼氏いねえだろ馬鹿。

心の中でつぶやいた。

 

そんなこんなで江川の初契約は完了した。

その後店長にアフターフォローやら必要事項や注意事項を指示され江川は僕たちの元へと戻って来た。

めっさうざいピースサインをしながら。

 

俺と清水は内心イラつきながらも

「おめでとう」

と言ってやった。

 

戻って来てからも江川はその商談の話を延々と僕たちにした。

「あそこでお客さんがねー・・・」

「もうマジで楽しかったわー」

「なんか私掴んだかもしれない。」

とかなんとか自慢話にしか聞こえないことをつらつらと仕事もしないで語り始めた。

僕は

「へー」

としか返してなかったのに笑。

 

夕方になると先輩たち続々と店舗に帰ってきて江川の初成約を聞いて

「やるやん!」

「おめでとう!」

「そんなら今日抱いてやるわ!」

と罵倒なのか褒めているのかわからない言葉であふれた。

 

江川は飛び跳ねて喜んでいた。

 

営業終了の8時になり皆帰り支度を進めていると僕の大好きで一番尊敬している先輩の藤原さんから

「麻生!タバコーーー」

といつもの一緒にタバコに行こうのお声がかかり外の喫煙所にタバコを吸いに行った。

藤原さんのタバコに火をつけ、僕も一緒にタバコを吸い始めると

「悔しい?ねえ、悔しい?」

とニヤニヤしながら言ってきた。

うるさいな、もう。

「口に出すと自分の負けを認めるようで非常に嫌なんですけど、正直言ってめっちゃ悔しいです。なんであんなおっぱい商談が成功するのかと。」

ダハハ、と藤原さんは大笑いし

「いやー、お前らなんもわかってへんと思うけどあいつは持ってるで。こと個人営業にかけては才能はお前なんかよりもあると思うで。」

僕が反論しようとすると

「まあまあ、俺も今日あっためてた商談がようやく身を結んで気分もいいしこの後店長誘って飯でも食い行くか。」

と言われたので二つ返事で

「俺が藤原さんのお誘いを断るわけないじゃないですか!いきます!」

といい、清水と店長と藤原さんでこの後ご飯を食べることになった。

 

女性陣は江川の初成約を寮のみんなが祝ってくれるらしいのでそうそうと帰っていった。

 

 

店舗に鍵を閉めて店長と一緒に車で小汚い中華料理屋にみんなで入った。

 

 

                   以上。

 

 

 

さすがに書き疲れたからこれくらいにしておこう。

 

まあ結果的に言うとこの後この覚醒した江川に僕は数カ月間煮え湯を飲まされた。そしてこのゆとりの権化みたいな女をなぜか好きになってしまった笑。

決しておっぱいがでかかったから好きになったわけではない。

決しておっぱいがでかかったから好きになったわけではない。

 

大事なことなので二回言いました。