久しぶりの更新(転職日記)

最近ブログ書いてなかったな。

 

ということで近況報告的な意味合いで最近あった出来事を綴ろうと思います。

 

 

現在絶賛転職活動中の私は昨日面接に行った企業で方向性が大きく変わりました。

 

転職サイトを使って自分にあった企業を探してそこに面接に行っていたのですがどこの企業も

 

「学歴・職歴は関係ありません!我が社は人物重視です!」

 

とかなんとか謳っている割には面接に行くと明らかになんの役職にも付いていない若い人材の人が私の履歴書を見て面接をする。

 

まあどうせそういう人には人を見る力なんてないわけで、要は履歴書とその場で書かせた志望動機をあとで人事部の上司に渡してあとはその上司に任せるのだろう。

 

当然上司は実際あってもないので人となりなんてわかるはずもなく、穴ぼこだらけの私の履歴書だけを見て不採用、となるんだろうな。

 

まあどこの企業も大変だろうからまともに人間性みたいなものを見てくれるところなんてないんだろうなー。

 

と、最近自暴自棄になっていたのですが。

 

先日面接をして頂いた企業は一味違った。

 

まず会社に着いて受付についた瞬間

 

「あー、どうも株式会社◯◯の◯◯でーす。」

とか

「お忙しい中申し訳有りません、今って社長さんいらっしゃいますか?」

とかいう声が受付越しにも大きな声で聞こえた。

 

なんというか今まで行った企業でこんなところは初めてでどこの中小企業もテレアポをやっている人達は元気が無くてなんか死んだような顔をしていた印象だったのだがこの会社だけは活気の良さが素人目に見ても伝わってきた。

 

それだけでは無くてこれは勘違いかもしれないが全員が全員声に自信が満ち溢れているように感じた。

 

この段階で私はこの会社に興味を抱いた。

 

 

受付で面接に来た旨を伝えるとすぐに担当官の人が来てくれて会議室みたいな小部屋に通された。

30過ぎくらいの女性の方だった。

 

その場で履歴書と職務経歴書を渡すと5分も経たずに戻って来て面接が始まった。

 

初めは社交辞令の挨拶から始まり、僕の履歴書を眺めて

 

明治大学を卒業されてるんですね。それに前職は大手企業で働かれてたんですね。」

と言われたので当たり障りのない返事をした。

 

「そんな方がどうして当社に志望されたんですか?」

とまずはオーソドックスな質問から始まった。

 

「はい。仕事を辞めてからというものの色々自分のやりたいことはなんなのかと自問自答していました。そこで学生時代からずっと働いていた今の居酒屋で働かさせて頂いているうちに、この人達の助けになりたいと感じるようになり、ITを使ってそんな飲食関係や中小企業の方々のサポートをできる仕事がやりたいと思い御社を志望致しました。」

 

とまたしてもオーソドックスな返しをした。

ちなみに嘘ではない。

大学生の頃の就活の時みたいに会社に入りたいからといって見栄を張ったり嘘をつくのはもうやめようと思ったからだ。

 

「ということはもうお仕事は辞められて今は働いていらっしゃるんですね。」

 

「はい。でも働いているといってもアルバイトなのでお恥ずかしながら今はフリーターです。」

 

誠にお恥ずかしい。

 

「そうなんですか。先ほど飲食業の方々のお手伝いがしたいとおっしゃられていましたが仮にうちに入ったとしてその仕事だけするというのはできないかもしれないですが大丈夫ですか。」

 

「はい。もちろん自分のやりたいことが最初からできるなんて甘いことは思っていませんので初めはどんな仕事でもやらさせていただきます。」

 

とまあこんな感じで最初の5分くらいはいつもの通りどこでも聞かれるようなことを聞かれていたんですがこのあたりからこの人事担当官は突っんだことを聞いて来た。

 

「前職では車の営業をやられていたと聞いたんですが具体的にはどんな仕事ですか?」

 

「はい。前職では主に車の買取と販売の両方をしていたんですが私は販売の方がしたかったので上司に掛け合って主に中古車、新車問わず販売の個人営業をさせてもらっていました。」

 

「顧客はどうやって見つけるんですか?」

 

「顧客は基本的には自分で見つけることはしません。会社が大きかったこともありまして本部にテレアポ専門の部署がありましてそのテレアポの方々が全国からお客さんを見つけて来て近くの店舗の営業マンが顧客の家へ向かうという感じでした。」

 

「そうなんですか。それはまた珍しい営業ですね。」

 

「はい。自分でもそう思います。なのでスケジューリングが楽だったと思います。」

 

「ですよね。突然ですけど一つ質問をしていいですか?」

 

「はい。なんでしょうか?」

 

「営業と販売員の違いってなんだと思います?」

 

「営業と販売員の違いですか。」

 

「はい。」

 

なんかいきなり難しい質問になったな、と思い10秒ほど考えて答えた。

 

「飽くまでも僕の考えなんですけどいいですか。」

 

「はい。」

 

「態度の違いだと思います。」

 

「具体的にどういった?」

 

「具体的にいうと営業マンは能動的で販売員は受動的と言う意味です。僕が思う営業の理想像は顧客に合わせてベストな提案をするのが営業だと思っています。自分の数字をあげたいからといって自社の商品をごり押ししたりするのは営業マンとしてやりがちなことだとは思いますが、お客さんの話を聞いて自社の商品以外のものがベストだと思った場合は厳しいですがそちらの方をおすすめするのが正しい営業の在り方だと思っています。なので自社の商材にあったお客さんを自分で探したりお客さんのことを深く考えて自発的に動かないと本当の意味で会社に貢献することはできないと思っています。それに対して販売員というのは自社の商品を売ることに関してのプロだと思います。例えばデパートの食料部門の販売員だったらそこに集まってくるお客さんというのはもともと食に興味のある人しかいないわけで潜在的だろうが表面的だろうがみんな食に興味を持っていると思うんです。なので販売員がすることは自社の商品をどう上手く説明できるか。どうすれば魅力的に見えるかみたいなことに全力を費やせば自ずと成果は出せると思うんです。なので態度としては受動的だと思うんです。実際はデパートで待っているだけなので。」

 

担当官の女性は僕の話をしっかり目を見ながら聞いていて聞き終わると

 

「◯◯さん。正解です。」

 

といってくれた。

実際その場で思いついたことなので正解に至ると思ってなかったので内心ラッキーと思った。

 

「そうなんです。営業っていうのは顧客を探すことから商品を提供するまでの全てのプロセスを全て担ってこそ営業だと私は思っています。なのでそういった意味で営業と販売員はまったく違うものだと思うんです。別に販売員が楽で営業が難しいという意味ではありません。ただただ本質的な違いです。なので私は◯◯さんは営業をされていなかったと思います。自分で顧客を見つけていないので営業マンとは言えません。それについてはどう思いますか。」

 

グサリとくる返しだった。

確かに今自分でもいってしまったわけだしこれでは自ら自分は営業経験ありませんと認めてしまったようなものだ。困った困った。

 

「確かにそういう考えからいうと私は営業ではなくて販売員だったのかもしれません。ですがそういった経験が全くないわけではありません。むしろそういう経験をしたからこそ私はITコンサルタントがしたいと思ったのです。」

 

「どういう経験ですか?」

 

「はい。私は配属当初は名古屋にいましたが営業大会で成績を残し、表彰されて三重の店舗に副店長として転勤することになりました。副店長といってもまだ入って半年足らずでしたから副店長らしいことはあまりしていなかったですが。三重の店舗で私に求められていたのは数字でした。今までとは比較にならないくらいの数字を要求されました。店舗の営業マンは軒並み成績が悪く、そこを立て直すためという名目で私は転勤になりました。ですが結果からいうと惨敗でした。今まで通りの商談をしても全く売れませんでした。なので私は何が悪いのかを考えました。今までと何が違うのか。私の浅い経験から思ったのは2つです。まず地域の問題と次に仕事量の問題です。名古屋にいた時は会社の看板さえあればある程度は人も多いので店舗にお客さんは来るのですが三重は来店の顧客数が圧倒的に弱く感じました。それに地域柄もあるのか三重の人は即断即決を中々してっくれなかったんです。言葉は悪いですが即決さえしてくれれば数字は作りやすいのが現状でした。次に仕事量の問題というのは要は会社の方針の問題です。当たり前ですがテレアポを取ってくれる本部のアポイントセンターは成約率の高い店舗に仕事を多く振ります。なので私の転勤した三重の店舗にはアポイントが中々入ってきませんでした。このままでは数字を作ろうにも作れないというのが現状でした。そこで私はまず集客活動に尽力することにしました。SNSやITメディアを使った集客です。全く経験はなかったですが自分なりに考えて構築したつもりでしたが、会社が大きいこともありいざ仕掛けようと思った時に本部からコンプライアンス上それはできないと言われました。その時非常に悔しい思いをしたのがITコンサルタントになりたいと思ったきっかけです。なので集客活動が全く未経験というわけではありません。」

 

長々と語ってしまった。

人って痛いところ突かれると話が長くなるんだね。

 

「そうですか。全く未経験ということではないということですね。」

 

「はい。」

 

「先に言っておきますが、今◯◯さんに非常に興味を持っています。」

 

「ありがとうございます。」

 

「物事を理論的に考えているしそれに何よりなんかものすごい落ち着いてますよね。本当に26ですか。」

 

これは少し冗談っぽかった。

 

「はい。もちろん26です。」

 

「昔から落ち着いてらっしゃったんですか。」

 

「いえいえ、学生の頃は逆にお前はもう少し落ち着けよとよく友人に言われてました。」

 

「そうなんですか。じゃーお仕事をされてからそうなられたんですか。」

 

「自覚はないんですが最初に配属された名古屋の店舗の店長のおかげだと思います。私はその方を人生で最も尊敬しているのですがその方によくお前は喋るのが早くて落ち着きがないからもっとゆっくり喋って堂々と振る舞えとよく注意されていました。それ以降注意して振舞っていたらそのうちお客さんからも本当に24ですか、とかご家族はいらっしゃるんですかなどよく言われるようになりました。」

 

「じゃーその人のおかげなんですね。どんな方なんですか。」

 

 「素晴らしい方です。僕に営業としてと人間としての多くを教えてくれました。」

 

「そうですか。実は私もそういう人間に出会ったことがあるんですよ。というか今のうちの社長なんですけど。私も社長に多くを教わりました。ぱっと見は普通のおじさんなんですけどね。笑」

 

「店長も見た目は普通のおじさんでした。笑」

 

「そうですか。話を元に戻しますけど◯◯さんにはこれからのビジョンってあるんですか?」

 

「はい、あります。おこがましいと思われるかもしれませんが将来は経営者になりたいと思っています。」

 

「それは大きな目標ですね。どうして経営者になりたいんんですか?」

 

「はい。仕事を辞めてから色々自分のやりたいことはなんなのか、とずっと自問自答していました。ですがその答えは見つかりませんでした。なので考え方を変えて、自分はどんな人間になりたいのかを考えてみました。具体的にはわからなかったんですけど僕は『かっこいい人』になりたいってずっと思っていたんです。ならば自分がかっこいいと思う人間はどんな人間なのか考えてみた時、思いついた人たちが全員何かしらの経営に携わっている人たちでした。なので僕は経営者になりたいのだと確信し、それを夢に頑張ろうと思いました。」

 

「わかりました。それじゃー◯◯さんは夢と自分がやる仕事内容のどちらかを取れと言われたらどちらを取りますか?」

 

「夢の方です。」

 

「実は先ほどから考えていたんですが、一度うちの社長に会ってみませんか?」

 

「え、社長ですか?」

 

思わず面を食らってしまった。

 

「はい。◯◯さんのこれからを考えるとこの先1年1年がとても大事な期間になってくると思うんです。その夢を叶えるためには実際にその道を歩んでいる人の近くで働いてみるのが1番だと思うんです。修行じゃないですが。うちの社長は企業を上場させている経歴もお持ちですしとても勉強になると思うんです。」

 

「それは確かにそうですね。」

 

「ですが社長の近くで働くとなると今回はITコンサルタントで求人募集をかけましたが社長の直属の部署はOA機器の営業になります。」

 

「OA機器ですか。全く考えていませんでした。」

 

「ですよね。私も部署が違うのでそちらの部門については専門外です。なので社長に話を聞くのが1番早いと思うんですね。」

 

 「なんというか、青天の霹靂という感じで。。。」

 

「まあ私もお話ししてて思ったことですからそう思うのも無理はないですよね。だからこそ1度社長に会ってから決めてみるのもいいと思うんです。それで気に入らなければそれはそれまでの話で元の話通りITコンサルタントということでお話を進めさせていただきますがどうでしょうか。」

 

少し考えた。

 

「社長と実際にお話ができるなんて願っても無いことなので機会を設けていただけるのでしたら是非。」

 

「わかりました。それでは社長のスケジュールもなかなかお忙しい人ですのですぐにとはいきませんが追って連絡しますね。」

 

「ありがとうございます。」

 

 

 

 

こんな感じで面接は1時間ほどで終わり次の面接は社長直々に面談していただくことになった。

 

これはいい話なのだろうか、それとも悪い話なのか。

 

次の面談が楽しみでもあり恐ろしくもある。